意外と見落としがちなデジタル遺品
これまでのコラムで「終活」についてご紹介してきました。
「エンディングノート」は、資産や口座の情報を記載しておくと遺された家族の方の負担が減るので、終活に有効活用できるのはもうご存知ですよね。
もちろん「エンディングノート」は重要な終活アイテムなのですが、今の時世を表しているのが「デジタル遺品」です。
「デジタル遺品」とは、亡くなった方が使っていたパソコンやスマートフォンなどに残されているデータのことです。
実は、今の60代の方のスマホ利用率は31.7%となっていて、これは5年前の6倍。今後はもっと増えていくことが予想されます。
「エンディングノートに口座の暗証番号を書き残してあったとしても、パソコンのパスワードがわからずに処分していいのかがわからない」
などということも今後増えていくのかもしれません。
また、新聞などをスマートフォンで読んでいた場合などは、契約を解除しなければ、費用がずっと掛かってしまいますし、SNSなどを利用していた場合には写真などがずっとインターネット上に残ってしまう可能性もあります。
今後のエンディングノートには「デジタル遺品についてもしっかりと記入する」。
これが基本になっていくと思います。
また、ご両親などに「終活」を案内することは、大変心苦しいことがと思います。
ですが、お互いに意識しておきたいことであることは間違いありません。
そういった場合に、「終活」のきっかけとして利用できるのが、 “終活イベント”や“終活セミナー”です。
イベントやセミナーでは、専門家による「最新の葬儀事情や介護・遺言・保険・お墓の選び方・お葬式について」などの説明会や相続などについての相談所が用意されています。
また、意外にお思いになるのかもしれないですが、
こういったイベント・セミナーでは“遺影撮影”が人気なんですよ。
大手スーパーでも行われていることがございますので
「終活イベント・セミナー」にご両親などと一緒に参加してみてはいかがでしょうか?
遺品整理WEST WEB担当