供花のマナー
先日のコラムでは、弔電についての豆知識をご紹介しました。
本日は、弔電と同じようにいざとなるとわかりにくい「葬儀のマナー」の
中から「供花」についてご紹介いたします。
供花とは、故人のご冥福を祈る気持ちを込めて供える生花のことです。
遺族や親族だけでなく、遠方から参列ができない親しい人なども贈ることができます。
故人と親交が深い仲でしたら、誰でも贈ることはできますが、
ご遺族の了承を得た方がトラブルは少なくなります。
今では、エンディングノートなどで
自分の葬儀について希望を書いている人などもいますので、
故人の考えで供花などを受け取らずひっそりとした葬儀を望むこともあるためです。
矛盾するようですが、葬儀の準備であわただしい中にご遺族に連絡を取ることはマナー違反との考えもあります。
そのため、葬儀会場に連絡して担当の葬儀社を教えてもらい、葬儀社に確認するのが一番いい方法かもしれません。
葬儀社に連絡することができましたら、他社で手配した供花が遅れるのを確認してください。
葬儀社によっては、他社からの供花を受け付けていないこともあります。
担当する葬儀社にお願いしたほうが、統一感のある祭壇になりますから
どうしても自分で花を選びたいなどのこだわりない限りはお願いしたほうがいいかと思います。
また、供花は宗教ごとに違ったりもするので、プロに任せがほうが無難です。
そして注意しないといけないのは、供花はお通夜の祭壇に飾られるので、
少なくとも通夜が始まる3~4時間前には依頼を済ませなければいけません。
供花の相場としては7000円から高くても20000円程度です。
お通夜のお知らせを聞いてから、「贈りたい」とお思いでしたら
お早めに準備を進めてください。
〇宗教ごとの供花の種類
・仏教
ユリや菊、デンファレなどで構成されることが多くなります。基本的に使われる花は生花です。
・神道
ユリや白い菊が多く使われる白のシンプルの色使いとなっています。
・キリスト教
ユリやカーネーションがよく使われます。仏教や神道でよく使われる白い菊は使うことは少なくなっています。
遺品整理WEST WEB担当