墓友が人気なわけ
終活
2017.11.22
以前このコラムで少しだけ触れました「墓友」。
今回はその「墓友」についてご紹介いたします。
まず「墓友」とは、共同でお墓を購入して、そのお墓に入る“友人”や“知人”のことです。
この言葉がメディアなどに登場したのは2012年頃で、今ではNPO法人などが運営に乗り出しているケースも出てきています。
「墓友」という人間関係が出てきた背景には、単身世帯の高齢者の増加があります。
また、少子高齢化の影響でお墓を守ることが困難となって、家族に迷惑をかけたくないと考える方が増えていることも大きな要因です。
また、少し寂しいお話ですが、「夫や妻と同じお墓には入りたくない」と考えるご夫婦もいらっしゃるそうです。
未婚率が高くなっていることから今後はさらに増えていくと思われる「墓友」ですが、注意しないといけないこともあります。
未婚の場合や、お子様がいらっしゃらないとしても、遺されたご親族の方同士で「お墓参り」などを原因にトラブルが起きない可能性はありません。
トラブルを未然に防ぐための方法としては、
「墓友」としっかりと意識を共有したうえで、エンディングノートなどに自分たちの意向をしっかりと記載しておくこと。
お墓の永代使用権などの管理にまつわる費用を事前にクリアにしておく。
などがあります。
時代を表す新しいお墓の形「墓友」。
新しい形だからこそ、きちんとした計画が必要となります。
遺品整理WEST WEB担当