生前整理のやり方や手順
生前整理は生きている時に見の回りのことを整理しておくことです。
生前整理という存在は知っていても、実際にやるとなればどうやればいいのか?と困ってしまいますよね。
「生前整理のやり方って?」「生前整理は簡単にできるの?」「生前整理の手順は?」などの様々な疑問が生まれてきますよね。
生前整理はそう簡単には進みません。
生前整理のやり方や手順をしっかりと抑えておくことで、生前整理もスムーズにすることができます。
では、今回は生前整理のやり方や手順について紹介していきます。
生前整理のやり方
生前整理と一言でいっても、いくつかやらなくてはならないことがあります。
「遺言書の作成」「エンディングノートの作成」「住宅関連、お金関連の整理」「遺品整理」などです。
これらはどのようなもので、やり方などはどのようになっているのでしょうか?
では、生前整理のやり方について紹介していきます。
遺言書の作成
遺言書の作成は自分で行なうことはできません。
遺言書は法的な効力があるものなので、弁護士などの専門家に依頼して作成してもらう必要があります。
弁護士に依頼するのでお金はかかりますが、とても大切なことなので必ず遺言書は作成しておきましょう。
遺言書がなくては後々争いの元にもなってしまうので注意しましょう。
エンディングノートの作成
エンディングノートは生前整理でやらなくてはならないことを書いたり、現在のお金の状況や住宅などの状況をメモしておくことができます。
また、やらなくてはならないことをメモすることもできるので混乱せずに済みます。
生前整理の計画表にもなっているのでエンディングノートの作成はオススメです。
住宅関連、お金関連の整理
次は住宅関連、お金関連の整理についてです。
住宅関連と言えば、不動産や土地などを所有している場合、その権利書の管理、誰に引き継ぎするのか?売却してしまうのか?などを決めておく必要があります。
相続するとなれば、遺言書に書いておくことも必要です。お金関連の整理に関しては株や資産などです。
株は権利証はどこにあるのか?や売却してしまうのか?などを考える必要があります。また、資産などの分配方法も決めておく必要もあるのです。
これも住宅関連同様、遺言書に記載しておく必要があるので覚えておきましょう。
遺品整理
遺品整理も重要になってきます。
遺品整理の内容としては、家の中にある生活用品や家具、写真や思い出の数々を整理することです。
家具や生活用品であれば、売却してお金にするのか?、それとも子どもたちに譲るのか?を考える必要があります。
また、写真や思い出の数々は安易に捨てることはできません。なので、捨てずに子どもたちに譲ったりしておく必要があります。
家具などの大きなものは自分で処分するのも難しいですし、子どもたちに譲ると言っても移動させる必要があります。
その場合は遺品整理をしてくれる業者に依頼するといいでしょう。
業者であれば、指示したところまでしっかりとやってくれますし、重い家具なども運び出してくれたり、処分してくれたりするのでオススメです。
生前整理でやることは1つだけではありません。生前整理は多くのことを順番にやっていく必要があります。
では、次は生前整理の手順について紹介していきます。
生前整理の手順
生前整理の手順についてですが、手順を把握しておくことでスムーズに行なうことができます。
また、何か忘れていたということにもなりませんし、子どもたちに後から迷惑をかけることもありません。
なので、しっかりと手順を覚えておきましょう。
- エンディングノートを作成する
- 住宅関連、お金関連の整理をする
- 遺品整理をする
- 遺言書を書く
このような手順になっています。
まずはエンディングノートの作成をし、どのようなことをしていくのか?、どのようなことをしていかなくてはならないのか?を把握します。
そして、手順に沿ってさらに細かなことを決めていきます。
エンディングノートを作成できたら、次は住宅関連やお金関連はどうするのか?を決めていきます。
住宅関連は不動産屋さんに相談したり、税理士さんに相談したり、お金関連は税理士さんや証券会社に相談したりするといいでしょう。
その他のわからないことなどは弁護士や司法書士さんに相談してもいいでしょう。
そして、遺品整理も行ないます。
遺品整理は自分の身の回りのものを整理していくことになるので、必要なものと必要ではないものに分け、自分で必要ないものは処分したり、子どもに譲ったりしましょう。
最後は遺言書の作成です。
上記で決まったことなどを遺言書に書き留めておきます。
遺言書の内容に関してはエンディングノートに書き留めておき、その内容を弁護士さんに見せて相談しながら作成していきましょう。
まとめ
生前整理のやり方や手順について紹介してきました。
生前整理のやり方や手順を把握しておくことでスムーズに滞りなく行なうことができます。
また、子どもたちに後で迷惑をかけることもないので必ずやっておきましょう。
ぜひ参考にしてみてください。