佐賀県では当日返しが主流です

葬儀の豆知識 2018.01.31

先日のコラムでは、佐賀県独特の葬儀のしきたりをご紹介しました。

最近では「当たり前」のことになっているので、先日のご紹介の中には取り上げませんでしたが、佐賀県の香典の「香典返し」は「当日返し」が多いそうです。

「当日返し」ってなに？

とお思いの方もいらっしゃると思いますので、解説しますと

いただいた香典の返礼品を通夜や葬儀の当日に渡すことを指します。

受付のあとに渡されることが多いです。

この「当日返し」は関東から広まった習慣とのことで、

最近では多くなっている香典のお返しのスタイルです。

香典のお返しは四十九日の法要が終わってから送るのが本来のしきたりに沿った方法です。

この場合は、いただいた香典の金額に応じて、額の半分程度の品を送る「半返し」や

額の三分の一程度の品を送る「三分の一返し」などの相場があります。

「当日返し」の場合は、いただいた香典の額に関わらず２～３千円程度の品を送るのが

相場で、高額な香典をいただいた方には後日改めて香典返しを送ることもあるそうです。

今では、「当たり前」ともなった「当日返し」ですが、

地域によってはまだ認識されていないこともあるかもしれませんので、

通夜・葬儀に参加する際には、下調べしておくといいかもしれません。

遺品整理WEST　WEB担当