生前整理の注意点と始める時期
生前整理と聞くと気持ち的に切なくなりますよね。
なので生前整理をまだしたくない!という人もいるでしょう。
しかし、生前整理は子どもに迷惑をかけないためにもとても重要なことなのです。
「生前整理はいつから始めればいいの?」「始める際の注意点はあるの?」「始めたときの注意点はあるの?」などのような疑問が生まれてきますよね。
では、今回は生前整理を始めるタイミングや始める際、始めたときの注意点について紹介していきます。
いつから始めればいいのか
生前整理を始めるタイミングというのはその人によって違います。
しかし、人はいつどうなるのかわかりません。今は健康だったとしても事故などで危険にさらされることもあるのです。
事故になってしまった後では生前整理をすることができません。なので、始めるタイミングとしてはなえるべく早いほうがいいのです。
また、始める時は自分1人でやるほうがいいでしょう。家族に手伝ってもらうと思っている通りに進められないこともあります。
できるだけ、自分1人で動けるうちにやっておくのがベストです。それだけでなく、物には愛着というものがあります。
愛着が沸いてしまうとなかなか捨てられなくなってしまうのです。愛着が沸かないうちにある程度の物を処分しておくといいでしょう。
しかし、ここまで言っても気が進まないという人もいますよね。そんな人のために他の人はどのようなタイミングで始めているのか?について紹介していきます。
子どもが家を出たタイミングで
子どもが家を出たタイミングというのは子どもが自立した時でもあります。
要は子どもに手がかからなくなったということです。
このタイミングはさみしさもあるかと思いますが、子どもに手がかからなくなったので自分の時間も持てるようになったというわけです。
また、子どもも自立したことで今後のことも考えていかなくてはならないということなのです。
なので、処分するものは処分したり、残しておくものは残しておくといいでしょう。
さらに住居関連のことやお金関連のことなどを整理しておき、将来売るのか?どうやってやりくりしていくのか?などを改めて考えるチャンスにしてもいいでしょう。
70歳になったタイミング
70歳になったタイミングでというのもいいでしょう。
日本人の健康寿命は70歳くらいと言われています。
健康寿命は健康で生活を送れる期間のことを言います。
なので、健康でいて、自分で動くことができるうちに生前整理をしておいたほうがいいでしょう。
このように主に2つのタイミングについて紹介しました。
一度子どもが自立した時に行ない、確認のために70歳になったタイミングで再び行なうというのでもいいでしょう。
注意点は一度にやらないこと
生前整理を行なう上でいくつか注意しなくてはならないことがあります。
では、次は生前整理の注意点について紹介していきます。
- 一度に全て処分しない
- 自分でできないことは家族ではなく、業者に依頼する
一度に一気になんでもかんでも処分してしまうと、必要な書類までを処分してしまった!なんてことにもなります。
また、一気に手をつけてしまうと自分に負担がかかってしまったり、どれから手を付けたらいいのかわからないということにもなりかねませんので注意するようにしましょう。
2つ目の注意点としては、自分でできないことは家族ではなく、業者に依頼するということです。
自分でできないと判断したこと、例えば、家具を運んだりすることなどは自分で無理して行わず、業者に依頼したほうがいいでしょう。
また、家族にお願いするという手もありますが、上記でも紹介したように生前整理は自分1人で行なったほうが
自分の意思で行なうことができるので、家族にお願いせずに業者に依頼するようにしましょう。
時間がかかってもいいので自分でやるようにしましょう。
まとめ
生前整理のタイミングや注意点について紹介してきました。
生前整理はなるべく早いタイミングで行なったほうがいいでしょう。
いつ何があるかわかりませんし、元気なうちにやっておいたほうが自分1人でできるのでいいでしょう。
子どもが自立したタイミングで行なったり、70歳になったタイミングで行なう人が多いので、タイミングがよくわからない人は参考にしてみてください。
また、注意点についても紹介してきましたが、この2つの注意点はしっかりと守りましょう。
一気にやろうとすると疲れてしまいますし、本当に必要なものなのか?という判断も鈍ってしまいます。
さらに必要なものまで処分してしまうこともありますし、自分の負担になってしまうこともあるのでゆっくりと時間をかけて行うようにしましょう。
もし、1人でやるのはちょっと…というのであれば、業者にアドバイスをもらうというのもいいでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。