しっかり整理できていますか?紙遺産
終活といえば、エンディングノートや家電製品などを取り換えて生活サイズを縮小していくことをコラムでご紹介してきました。
それらは、相続や遺産整理において本当に大切なことです。
ですが、見落としがちな「遺産」があることをご存知ですか?
見落としがちな「遺産」…それは「紙遺産」です。
「紙遺産」といってもピンと来ないかもしれません。
「紙遺産」とは、保険証や預金通帳のような重要書類から、年賀状や手紙、領収書などの家庭の“書類”のことを指す言葉です。
重要書類はともかくとして、手紙などは配偶者の方であったとしても「整理」していいものかの判断が難しく、遺品整理が進まないということになってしまうこともあるようです。
ですので、毎年の大掃除に際に「紙遺産」も一緒に整理してしまうのがいいかもしれませんね。
「紙遺産」の整理方法で有効なことはファイリングです。
『夢をかなえるファイリング-整理・整頓は人生を変える-』(法研)などの書籍などがございますので、参考になるかと思います。
有効活用できる「紙遺産」の例としては
ひとまとめにしておけば住所録としても使える“年賀状”ですね。
また、「捨てていい物か迷いがち」な領収書については、家計をしっかりと管理したいという目的がなければ、長期の保管は必要ないとのこと。
逆に、管理したい場合は、
食費や生活費に関するものが1年・電気やガス、電話代などが2年、医療費が3年の目安だといいます。
そして、大切な整理が手紙や「子どもの作品」などの思い出が詰まったものです。
こういった大切なものについては、エンディングノートなどに「整理の方法」をしっかりと書いておいてください。
物を少なくしたうえで、その整理方法を明確にしておくことは終活にとって大切なことなんですね。
遺品整理WEST WEB担当