古書の整理も重要です
相続や遺言書などの難しい話題が続いたコラムですが、今回は「意外な価値がある遺品」についてご紹介させていただきます。
以前、仮面ライダーカードにまつわるエピソードをご紹介いたしましたが、
ここでは“古書”についてご説明いたします。
最近では大手古書店の存在もあって、“本を売る”ことは身近なことになっているかと思います。
そして、本が意外に高く売れないこともご存じなのではないでしょうか。
ですが、「段ボール1箱で200円」といった価値になってしまうのは、比較的新しい本だからではないでしょうか。
ある程度古い本になってくると、価値の高いものも存在するんですよ。
分かりやすいところでは、人気漫画の初版が価値が高くなることがあります。
有名なエピソードとしては、手塚治虫さんの作品では版によってコマの絵が少し違うこともあって、プレミアがついていたりします。
こういった人気作品のイレギュラー的な要素は価値が高くなるポイントです。
漫画家さんのサインが入っていればさらに価値があがることも…。
そして、外装が立派なハードカバーの本は、念のためにプロの方にみていただくことをお勧めします。
素人目では判断できないのですが、専門誌として価値が高い可能性もありますからね。
最後に意外なジャンルとして、児童誌をご紹介しておきます。
児童誌とは、
『てれびくん』『テレビランド』『冒険王』などの当時のアニメやホビー、特撮作品の情報が満載の子供向け雑誌のこと。
特に1970年代中盤のものは価値が高くなる可能性が高くなります。
なぜ、価値が高くなるのかというと、このジャンルは、当時読んでいた読者が大人になって趣味にお金を使えるようになって、買い求める人が多くなったためで。
一時期のピークは去ってしまいましたが、いまでも人気は高くなっています。
ただし注意していただきたいのは、児童誌の場合、「付録などがしっかり残っていること」です。
付録がないと価値がなくなってしまうこともあるんですよ。
古書にもいろいろございます。
生前整理の一環として本棚を整理してみるのもいいかもしれませんね。
遺品整理WEST WEB担当