生前整理を効率よく進める4つのポイント
生前整理をしたいと考えていても、具体的に何からしていいか分からないとお悩みの人も多いです。
そこで今回は生前整理を効率よく進めるために覚えておきたい4つのポイントをご紹介します。これから生前整理を始めたい人も、ぜひ参考にしてください。
生前整理は順番を決めて行う
生前整理をしようと思ってもやることはたくさんあります。まずはやるべきことを整理して順序立てて進めていくのがおすすめです。具体的に生前整理でやるべきことは4つあります。
- エンディングノートや財産目録を作る
- 遺言状や遺産分配についてまとめておく
- 身の回りの持ち物の整理
- 土地や住居の整理
エンディングノートや財産目録、遺言状や遺産分配についてのまとめは順番が前後しても問題ありません。
中には身の回りの持ち物をすっきりさせてからエンディングノートを書きたい、コンパクトな暮らしや今後を考えた引っ越しがしたいという人もいるでしょう。
ただし、土地と住居の整理は最後にしましょう。終の棲家への移動は、前3つの生前整理を終えてからと覚えておくのがポイントです。
最後にやることが「土地と住居の整理」になれば、前3つの順番は前後しても構いません。
今日はこれをやろうと決めてやる
生前整理でやるべきことは、平行して行っても構いませんが、できればひとつずつ片づけていくのがおすすめです。
「あれもやろう、これもやろう」と計画していて結局何もできなかった…という経験はありませんか。
今まで自分が生きてきた証を整理する作業のため、とても膨大な作業量です。無理のない範囲で、確実にひとつずつ片づけていくのがおすすめです。
例えば、身の回りの整理をするときも全ての範囲を行おうとすると効率も悪くなってしまいます。
「今日は洋服を整理する」「今日は書類を整理する」など、物のカテゴリで分けて整理する、または「今日はキッチンを整理する」「今日は押入れの上の段を整理する」など範囲を決めて物の処分を進めていくのもおすすめです。
「今日はエンディングノートでお墓のことを書いておく」「今日は権利書を整理しておこう」とまずやることを決めて、ひとつずつ着実に片付けていけば、ゴールも明確になるので生前整理も効率よく進められるでしょう。
元気なうちに無理せずに
そもそも生前整理を行う目的が、「自分が亡くなった後の迷惑をかけたくない」という気持ちから来ている人も多いでしょう。
よって、自分が元気なうちに計画を立てて進めておくのがおすすめです。
ただし、生前整理で無理をしすぎて自分が倒れてしまったり、けがをしてしまったりすると本末転倒です。
例えば、重い家財道具を処分しようとしてぎっくり腰になってしまい、親族や誰かの助けを借りなければいけないということも。
元気なうちにすすめておくのがおすすめですが、あくまで自分の無理のない範囲で進めるようにしましょう。
少しでも体調が悪い時はお休みしてもかまいません。生前整理は自分が元気なうちにやればよい、期限のない作業です。
決して無理のない範囲で、着実に進めるようにしましょう。
生前整理のサービスを有効活用する
専門家の力を借りるのも有効です。重い家財道具も必要なものは残し、いらないものは処分してもらえるサービスもあります。
例えば「遺品整理WEST」は生前整理のいらないものの処分も行っていますが、リサイクルショップの自社運営も行っています。
よって、いらないものの中でも買い取りできるものは買い取り、不要なものは処分、ということもできます。
もちろん、重い物を運ぶ必要もありません。生前整理の相談と不用品処分の観点でとても便利なサービスになっています。
「まず何をしていいか分からない」というときも、生前整理のサービスを利用すれば気軽な相談もできます。
すべてをお任せするだけでなく、「身の回りの整理を手伝ってほしい」「遺言状ってどんな風に書いていいか分からない」など、ピンポイントでの生前整理のお悩みにも対応できます。
生前整理を検討される人は、後のことで迷惑をかけたくないという責任感が強い人が多いです。
だからこそ、一人で生前整理も抱えてしまいがち。業者のサービスを利用すれば、誰にも迷惑をかけず、着実に作業が進められます。
まとめ:生前整理はポイントを踏まえて進めていこう
生前整理を効率よく進めていく上で、覚えておきたい4つのポイントをご紹介しました。
全てをまとめてやろうとすると膨大な作業量になりますし、何から手を付けていいか分からない、と悩んでしまうことも多いです。
順番や一日単位でやることを決めて着実に進めていく、決して無理せず元気な時にやる、使える便利なサービスや専門家を活用すれば、生前整理も効率よく進められるようになります。